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うさぎとはどんな生き物?
このページでは、うさぎがどんな生き物なのかを説明しています。
生物の分類
うさぎとは、ウサギ目に属する哺乳類を指します。
ペットとして売られているうさぎは、おもにウサギ目>ウサギ科>アナウサギ属のうさぎです。
この「うさぎの飼育・飼い方」ではペット向けアナウサギ属のうさぎについて説明しています。
※ノウサギとは、ウサギ科>ノウサギ属のうさぎです。野性のうさぎが全部ノウサギではありません。野生のうさぎにはノウサギもアナウサギもいます。
うさぎの身体能力
うさぎは逃げることで身を守るために、耳と後ろ足がとくに発達しています。
ジャンプ力とダッシュ力は、はじめて見たときには驚かれると思います。
また、学習能力が高く、自分に都合がいいこと(ご飯など)、都合が悪いこと(キャリーに入れられるなど)はすぐに覚えます。
しかし、うさぎにとってどうでもいいことはなかなか覚えてくれません。
うさぎの性格
臆病なうさぎから懐っこいうさぎまで様々です。個体差が大きいです。
品種ごとに傾向はありますが、あくまでも傾向であり同じ品種でもいろんな性格のうさぎがいます。
そのため、うさぎを買う前には直接よく見ること、お店の人に聞くことをおすすめします。
全体的には自己主張が強く、抱っこが嫌い、撫でられるのが好き、こんなうさぎが多いと思います。
また、うさぎは飼い始めて一緒に生活することで徐々に懐いてきます。
さらに、飼主と家族をしっかり認識し、知らない人が来ると警戒することもあります。
うさぎの懐き方
最初は寄ってきてくれるようになります。
撫でられることの気持ちよさを覚えると、撫でてほしくて鼻をツンツンしてきたり、手の下に頭を潜り込ませてきます。
手や顔をペロペロと舐めてくれるうさぎもいます。
飼主が立っていると、足のまわりを8の字にグルグル走り回ることもあります。
最終的には、飼主が好きでたまらなくなり、ケージから出しているときは飼主のそばから離れず、どこへ行くにも付いてくるようになります。
※うさぎの性格の違いや飼主とうさぎの相性などにより懐き方には個体差があります。
うさぎの活動時間
うさぎは薄暮性です。朝と夕方が最も活発です。
夜は活発ですが、ずっと活動しているわけでもありません。
昼間は眠っていることが多いですが、ごはんを食べたり遊んだりもします。
完全に目を瞑って眠ることは少なく、目を開けていても眠っているときがあります。
浅い眠りを繰り返しているため、気になる物音がするとすぐに起きて周囲を警戒します。
時間感覚はかなり正確です。食事の時間は時計を見ているのではないかと思うほど正確に覚えます。
実際には飼主の生活リズムに合わせるようになります。
うさぎの食べ物
うさぎの主食は、ペレット(総合栄養食)と牧草(チモシーなど)です。
補助食として、乳酸菌や毛球症予防などのサプリメントを与えます。
乾燥食品が多いため、水はいつでも飲めるようにする必要があります。
また、野菜や果物・穀類など、主食・補助食以外の食べ物はすべておやつとして少量与えます。
しつけ
うさぎは、トイレを覚えます。
ただし、覚えるのはオシッコだけで、糞はあちこちでする傾向があります。
また、うさぎの中にはトイレ自体を嫌ったり、どうしても覚えてくれない場合もあります。
うさぎの病気
うさぎにも色々な病気があります。
とくに多いのが歯の病気、お腹の病気です。
また、うさぎは具合が悪いことを隠そうとするため、病気に早く気づいてあげることが重要です。
うさぎの寿命
平均で、5〜7年と言われています。最近は10年を超えるうさぎも増えてきました。
病気に早く気づいてあげられることと、正しい食事と運動が重要です。